大きな力をもつ”言葉”
言葉には、人生を動かすぐらいの大きな力があると思います。
人に言ってもらった言葉で励まされ元気になったり、自分に前向きな言葉をかけ続けたことで物事を成功させることができたりするからです。
また反対に、言葉は生きるために前向きな力を与えるものだけではなく、生命力を奪ってしまうようなこともあります。
どんな言葉を、どのように扱うかというのは、その人の生き方そのものを示していくようにも感じます。
言葉は”薬”
こんな名言があります。
”ことばはいうまでもなく、人類が用いる最も効き目のある薬である。”
ラドヤード・キップリング
薬(=言葉)によって、心が軽くなり体調がよくなったり、癒されてあたたかい気持ちになりぐっすり眠れたりすることがあります。
その効き目は大きく、時にはたった一言がその人の夢を叶えるための原動力へとつながっていくこともあるのです。
まさしく、言葉は人生に大きく効き目のある薬なのです。
でもこのような良い効果だけではなく、使い方を間違えてしまうと人生が壊れてしまうようなこともあります。
薬は”毒”にもなる
薬には、それぞれ飲み方や使用量が決められています。
つまり間違った使い方をすると、体に負担をかけてしまうこともあるのです。
”あらゆるものは毒であり、毒無きものなど存在しない。あるものを無毒とするのは、その服用量のみによってなのだ。”
パラケルスス
この名言のように、言葉という薬も、何気ない一言で相手にとっては”毒”になってしまうことがあります。
時には数十年にもわたって、この毒に支配され続けることもあります。
それぞれの薬の効き目には個体差があるのと同じように、同じ言葉であっても人によって感じ方が大きく異なるのです。
何気なく自分が言ってしまった一言が、相手にとっては致死量レベルになってしまうということもあるということを忘れてはいけないのだと思います。
もし毒を飲んでしまったら
自分が気をつけていても、誰かから急に毒を手渡されるというようなこともあります。
そんなとき、毒に侵されない方法があります。
それは、毒だと思ったら受け取らないことです。
手渡されても、放っておけば後に持ち主の元へと返されるので、体の中に入れてはいけません。
もし無作為に毒がばらまかれている場所があったら、毒を吸わないために近寄らないことです。
もし毒が体内に入ってしまったのなら、すぐに解毒しましょう。
例えば親しい人に話を聞いてもらったり、ゆっくりお風呂に浸かり体を温めたり。
また、すぐにできる方法としては、自分の言葉を聞いてあげるということがあります。
自分の内側にきいてみて、内側からかえってきた言葉を、「そっかそっか」とそのまま受け止めてあげるうちに、時間はかかっても次第に毒は薄くなっていくことでしょう。
”良薬口に苦し”
耳が痛い言葉は、聞いていてしんどいかもしれませんが、自分の成長のためにはいい薬となることがあります。
成長のためには、多少苦味のある薬も必要なのです。
このような苦くて毎日は飲めないような薬も、自分にどんな副作用があるのかしっかり見つめることが大切です。
また、食事や睡眠で自分の免疫を高め、自分自身にいい薬(=言葉)を与えることで、よりこのような良薬がよく効いていくことでしょう。
まとめとあとがき
言葉は薬です。
薬は、使い方を間違えると毒となってしまいます。
もし毒を飲んでしまったらすぐに自分を労り、解毒していきましょう。
良い薬の中には苦いものもありますが、それは自分を成長させてくれることがあります。
言葉は、大きな力を持っています。
自分が口癖を変えたら、思考が変わっていき、行動が変わり、やがて性格も変わっていくこともあるでしょう。
自分で自分に心の中で言っている言葉が、自分の思考を変え、自分の行動を変え、自分自身を作っているのです。
このブログが誰かにとっての薬となったら良いなと思います。
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