あなたにとっての趣味はなんですか?

先日、「なにか趣味ってありますか?」と質問される出来事がありました。 結構ありきたりな質問ですが、学生時代は聞かれて困る質問だったなあということを思い出しました。

「考えることが趣味です」

”気になったことをとことん調べていくことが好き。” ”自分が出来事を通して感じたこと、気づいたことをメモしてさらにそこから深めていくことが好き。” ”自分が感じた感情を、どうして感じたのか、どういう時に何を感じるのかと分析するのが好き。” この答えが出てきたことが、自分でも意外でした。 「そうか、これって名前があることじゃないけど、趣味って言ってもいいことだよな」と、ここで自分の趣味(好きなこと)を自覚することができました。 今までは型にはめようとしていたからうまく答えられなかったのですが、型にはめようとしなくて良いということに気がつくことができました。

”考えること”と組み合わせると相乗効果のあること

上記で書いたことは、行動と組み合わされることが多いです。 たとえば、いつも通らない道を散歩して面白い形をした家をみたり、自分にないものを持った友人と会って話していたり。 自分にない思考から生まれたものを見ていると、それが自分の中にあったものと繋がって、新しいアイディアが生み出されるということがあります。 また、五感をフルに使う場面では、内省が捗ります。 ゆったりした音楽が流れているところで食事をする、森の中など自然の香りがするところで木や草に触れてみる、コーヒーの香りがする本屋さんへ行くなどすると、自分の中で滞っていた考えがすごい勢いで流れていったりします。

あなたにとっての趣味はなんですか?

私にとって一人で黙々と考える時間は好きな時間でもあるし、自分のために必要な時間です。 なので、一人で考えるために散歩したり、考えを広げるために展覧会へ行ったり行ったことない土地へ散歩しに行ったり、本屋へ入ったりと、新しい自分の思考との出会いや刺激になることを求めに行くことが多いです。 これってただの散歩ではないし、ただのウィンドーショッピングとは違うのです。 ちなみに父は、面接官をした時に「趣味は何ですか?」と聞いたとき、ありきたりな趣味(読書、散歩、音楽鑑賞)が答えとして出てきたら落としているそうです。 ”自分にとっての趣味”を答えようとすると、必然的に名称ではなく説明が出てくるのかもしれません。

あとがき

「なにか趣味ってありますか?」という一つの質問から、今回は多くの気づきがありました。 面接結果が左右するほどに、この「趣味は何ですか?」という質問への答え方には人間性が現れるということを学ぶことができました。 また、学生の頃の自分の悩みを一つ解消させることもできました。 「あの頃は自分がわからず、語彙力もなかったからうまくこれを言葉にできなかったんだね」と、その時の自分に声をかけてあげられたから、その時のモヤモヤが消化されたのです。 自分らしさを知ることができるこの質問、時々自分に問いかけたいし、周りの人にもたまに聞いてみるのは面白そうだと思いました。 では最後に、このブログの読者の皆様に質問です。 あなたにとって好きなこと、心が落ち着くこと、夢中になれることはどんなことですか?

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