本当の気持ちを言いづらく感じたら

本当の気持ちを伝えられないのはなぜ?

相手を傷つけないために。 お互いが嫌な気持ちにならないために。 色々な理由をもって、自分の中に気持ちを収めておくことがあると思います。 でも、自分の気持ちに嘘をついて、相手を傷つけないようにすればお互いに嫌な思いをしなくて済むというのはどうでしょうか。 これは、相手のことを大事にしているようにも思えますが、結果として誰のことも大事にできていない状況だと言えます。 なぜなら、自分に自信がないからこそ、自分を守るために自分にばかり着目してしまっているからです。

自分の中に壁ができてしまっているかも

最初は「本当はこうやって伝えたかったけど、私が我慢すればいいから言うのはやめておこう」と、自分の本当の気持ちもわかっていた。 けれどそれが積み重なり、いつの間にか自分が何をしたくて何が好きでどんなことに信念をもって生きていたのか、自分らしさが分からなくなってしまった。 ここまで自分の中にいる自分との壁が分厚くなってしまうと、その壁を少しずつめくっていくのにはとても時間がかかってしまいます。 この時にかかる時間とは、壁が作り上げられるまでにかかった時間よりもはるかに多くの時間が必要になるのです。

自分の中に壁を作らないためにどうしたらいいのか

この答えは、『自分の感じたことは、小さなことでも声なり表情なり、とにかく外に出そう!』です。 相手がどう感じるかは、相手にしか決められません。 自分で決められること、それは相手に伝える時の自分の表情や自分の言葉、それから自分がどうしたくて何を行動するのかなどといった、自分のことは自分が決められるのです。 自分の内側で思っていることは、自分が外に出さなければ伝わりません。 だからこそ、これまでは我慢をして自分の中にしまっていることが相手に気づかれないようにしてこれたのです。 だから今度は逆に、自分の内側で起こっていることを外に出して自分を表現して良いのです。

わからないことって不安

知らないことやわからないことって、人間は誰しも不安に感じるものです。 なので、自分の思いを隠して相手に伝えないということは、相手にとってはとても不安なことになります。 時には自分の気持ちを伝えることによって、相手と気持ちが反発し合うこともあるかもしれません。 でもこれは、相手も自分も意見が伝え合えているからこそ起こる一時的なことなのです。 この時素直な気持ちと相手への敬意を持って話し合いをすることができれば、これまでよりもお互いの理解が深まるのです。

自分を伝えることが関係性の始まりとなる

言いたいと思ったことを伝えることや、相手に言われたことを素直に受け取ることが自然とできなくなっていたら、心の壁ができてきているのかもしれません。 ほんの少しだけでも自分を出してみると、ほんの少しその壁は剥がれます。 少しずつで充分なのです。 それを積み重ねることで、それはやがて自分と相手を繋いでくれる信頼関係となります。 相手が心から安心して笑っていたら、そばにいる自分も幸せな気持ちになりますよね。 自分が自分らしくいることは、相手にとっても自分にとっても幸せなことなのです。

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