謎解きの魅力

私は数学が苦手なのですが、謎解きは大好きです。 考えること、考えた先に答えが待っていること、解けた時の快感が大好きで、小学生の頃から謎を見るとワクワクします。 数学的な謎が出てくると、数式を知らなくても自力で解こうとするところがあります。 数学が苦手なのだとばかり思っているけれど、自分が知らないだけでもしかしたら好きかもしれないと、まだ知らない自分の可能性を感じます。

謎解きの楽しさ

謎解き要素のあるゲームはどれも好きなのですが、やっぱりダントツでレイトン教授のシリーズが大好きです。 特に小学生の頃は、「レイトン教授と結婚したい!」と言ってるほどの熱中っぷりでした。 このゲームは、レイトン教授が助手のルークと一緒に、旅の中で出会う謎を解き、物語を進めていくというものです。 どのシリーズも5週以上繰り返しやっているぐらいに好きなのですが、キャラクターも、ストーリーも、サントラも、全部大好きです。 そしてとにかく一つひとつの謎レベルが高いので、何度やっても飽きずに新鮮な気持ちで楽しめます。 ここでゲームで出てくる謎たちをいくつかご紹介したいと思います。

ナゾ001 OTTF?

「OTTF□SSENT」 □に入る文字はなんだろう?

並び方に規則性があるのは当然。
並んで表記するモノを色々と考えてみよう。

並んでいるカードは何枚だろうか。
10枚である。これは大きなヒント。
そのうちの5番目のカードが空白になっている。
書かれている文字はアルファベットである。これもヒント。

残念ながら、このナゾを解くには、ごく基本的な英語の知識が必要である。
しかし、悲観することはない。
おそらく英語の授業でいちばん最初の頃に習うものだから。

答えは「F」だ。

(レイトン教授と不思議な町 ナゾ050より引用)

ナゾ002 種まきの報酬

ハジャとノロが農園に雇われて、花の種まきをした。 10アールの畑を半分ずつ担当し、ハジャは東側から、ノロは西側から仕事を始めた。 ハジャは1アールあたり20分、ノロは40分かかったが、種まきになるとノロはハジャの3倍のスピードでやりとげた。 2人で100ドルの賃金を仕事量で分配すると、ノロはいくらもらえるだろう?

2人で100ドルもらって、それを仕事量で分けるということだ。
ナゾの文章をよく読んで、ハジャとノロの仕事量を考えよう。
仕事量とは「どれだけの畑に種をまいたのか」だ。

「どれだけの畑に種をまいたのか」が仕事量なのだから、かかった時間は関係ない。

「10アールの畑を半分ずつ担当」したのだ。
2人の仕事量は…。

答えは「50ドル」だ。

(レイトン教授と不思議な町 ナゾ008より引用)

ナゾ003 ツボの石

「ツボの中に大きさも手触りも同じ石が101個入っている。 黒い石が50個、白い石が51個だ。 目隠しをして、ツボの中から好きなだけ石を取りだしてごらん。 もし、取り出した黒い石と白い石の数が同じだったら、取り出した石と同じ数の金貨をあげるよ」 さて、ここで考えてほしい。 何個取り出すのが、いちばん得だろうか?

大きさも手触りも一緒となると、黒と白を区別することはできない。

金貨がもらえる一番高い確率はおよそ50パーセント。
確実にもらえるということは無いようだ。

よく考えてみよう。
2個取り出した場合も、100個取り出した場合も、金貨がもらえる確率はおよそ50パーセントだ。

答えは「100個」だ。

(レイトン教授と悪魔の箱 ナゾ064より引用)

ナゾ004 何人いたの?

俺が乗ってきた2階建てのバスには、俺を含めて1階に25人、2階には1階の乗客の40%に当たる乗客が乗っていることを車掌が教えてくれた。 さて、これだけでバスの中には何人の人が乗っていたのか、わかるかい?

急いで計算して「答を見つけた!」と思っていても、うっかり見落としがあるかもしれないよ。

車掌さんが教えてくれた、ということを忘れてはならない。

2階の乗客は1階の40%。
つまり25人の5分の2。
10人だね。
1階の乗客と合わせて35人。
これだけかな?

ヒント2にあるように、バスには乗客以外に車掌さんが乗っていた。
さらに、運転士さんがいないとバスは走れないのだ!

答えは「37人」だ。

(レイトン教授と最後の時間旅行 ナゾ045より引用)

ナゾ005何人兄弟?

A、B、Cの3人がいる。 A「私には兄が1人、妹が3人いる」 B「私には兄が2人、妹も2人いる」 C「私には兄が3人、妹が1人いる」 じつはこの3人は同じ兄弟姉妹の一員なのだが、兄弟姉妹の合計は、最小で何人だと考えられるかな?

A、B、C、その順番は

Aが年長で、B、Cの順だということはすぐにわかる。
年長のAにも兄がいる。
このなかでは年下のCにも妹がいる。

ヒント2の条件を図に描いて、性別を書き込んでみよう。
あることに気がつくはずだ。
Aを男、Bを女として考えてみたらどうだろう。

5人ではない。
Aに妹が3人、Cに兄が3人なら、最低でも男女がそれぞれ3人いるということになる。

答えは「6人」だ。

(レイトン教授と最後の時間旅行  ナゾ033より引用)

知らず知らずのうちに数学に触れていた

レイトン教授のゲームでは、数学問題も数多く出題されています。 数学が苦手な私は、大きい落書き帳にひたすら図を書いてイメージを広げて謎を解いていました。 数学が得意な人なら、数式を使って解いていたことでしょう。 ゲームでは、なぞなぞや数学で解ける謎だけでなく、パズル系の謎や一筆書きなど謎の種類も多くあります。 謎についてくる挿絵や効果音も素晴らしいレイトン教授のゲーム。 謎解き中のBGMには、長時間集中させてくれる効果とひらめきパワーが宿っていると私は思っています。 ゲームのサントラを聴きながらプログラミングをしていると、謎解き感覚でできてとても集中できるのでとても楽しいです。

あとがき

小学生の算数ドリル、やってみようかな。 今の私になら、レイトン教授をやっているノリで出来そうです。 もしかしたら知らないだけで、数学も楽しいかも? まだまだ知らない世界が広がっています。

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