音楽を通して学んだこと

部活動は自分の糧になる

学生時代にたくさんの時間を費やしたことって、社会人になった時にも活きていくように思います。 その中でも部活やサークル活動などは、多くの学びと経験が詰まっている場ですよね。 私は中学生の頃は吹奏楽部で、短大の頃はアカペラサークルに所属していました。 この時に学び得たことが、社会に出てからも自分の支えとなったということが多々あります。 ということで、音楽から得られた4つの力を紹介していきます。

対応力

『割れ物と割れ物ではぶつかった時にお互い壊れてしまうけど、自分がクッションになればお互いに壊れずに済む』 という話を吹奏楽の顧問から聞きました。 奏者全員で”息を揃える”ことで一人一人の音がまとまって束となり、一体感が生まれます。 一体感があることで音の厚みが増し、聴いていて心地良い音楽になります。 ”あなたがそう出るなら自分はこう出る”ということを奏者同士心がければ、息のぴったりあった演奏をすることができます。 周りに合わせず自己主張してしまうと一体感が崩れてしまうため、物事に柔軟に対応する力が必要なのだということを学びました。

洞察力

ホラー映画ではあえて不協和音を出して恐怖を演出していますよね。 このように人間はずれている音程の中にいると、本能で不安を強く感じるそうです。 心地良さを感じるためには、音程を合わせることが必要です。 またこの音程を合わせるためには、相手の音をよく聴きます。 そして音程だけではなく、音の質、音の形などもよく聴いて合わせていくことで、より一体感のある音となっていきます。 音は目に見えないので、感じ取って感覚で擦り合わせていきます。 これにより、目に見えないものを感じ取る力が鍛えられ、本質を見抜くことができるようになるのです。

忍耐力

部室に”鍛錬”と書かれた紙が貼ってありました。 自分が苦手な部分も、何度も練習してやっとできるようになると、その時には粘り強さが身についています。 そしてそれに伴い、物事を完徹する力も身についていきます。 一つのことをやり切ろうと努力していると、技術が上達するだけでなく人としても成長しているのですね。

努力

努力とは、"物事を楽しむ力"なのだと思います。 アカペラで綺麗にハモれると気持ちがいいです。 一曲完成させることができると、達成感があります。 そして音楽には完成がないと言われているので、もっと良くしていこうとさらに磨き上げていきます。 そのうちに、頑張るという気持ちが薄れ、それが楽しいことなのだと感じ、もっとやりたいという気持ちが生まれます。 楽しさを知り、夢中になっていると、気づかないところで努力が積み上がっていきます。 自分が努力と思っていないところで、ぐんぐん成長していけるのは”才能”です。 このような才能がある人は、努力を楽しんでいるように感じます。

あとがき

楽しいことだけでなく、当時は辛く感じることもたくさんありました。 ですが、学生時代に音楽と出会って仲間と音楽ができてよかったと心から感じます。 部活動を思い返してみて今やっと気づくことができたということもたくさんあり、それが今の私の成長剤になっています。 人生無駄なことは一つもないのですね。 音楽を通して学んだことは、これからも活かしていきたいです。

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