
私が保育士1年目の頃、担当していた子どもたちの口癖が「うれしくない」でした。
この子どもたちの口癖、実はわたしが「嬉しくない」とよく言っていたことが原因だったのです。
例えば子どもが注目して欲しくて笑いながら積み木を投げていた時、「それは誰も嬉しくないよ。」なんて注意の仕方をしていたのです…。
子どもたちが私の言葉を真似をしているのを聞いて、その間違えに気づくことができました。
教えてくれた子どもたちに感謝ですね。
硬くて角のある積み木を投げていたのは、子どもたちの「もっと見てよ!」というアピールだったんです。
悪いことだとわかっていて、怒られてでも良いから構って欲しい気持ちで投げていたのです。
そのことに気づけてから、「その積み木は投げて当たったら痛いよ。」と伝えてから「ちゃんとお話して聞いてくれて、ありがとう。」と、良い面に目を向けることを意識するようになりました。
「ありがとう」を自分の口癖にした
その後も色々な場面で「ありがとう」を伝えることを意識していきました。
その1
散歩中に歩道の端を歩く事を伝えた際に、子どもたちがスッと寄ってくれた!
「すぐに理解できて素敵だね。ありがとう!」
その2
散歩先の公園でゴミを拾ってきてくれた!
「よく気がついたね。ありがとう!」
(これはお礼を伝えた後に、「ゴミを触ると危ないこともあるから、次は指差して教えてね。」と、危険性と次回はどうした方が良いかを伝えるようにしていました。)
その3
2歳の子ども同士、おもちゃの貸し借り。
保育士はまだ言葉でうまく気持ちを説明できない子どもの間に入り、代弁します。
同じ2歳同士で月齢が近くても、言葉の発達はそれぞれなので、次のような場面がよくみられます。
A「Bちゃん、そのおもちゃ、貸して!」
B「……(まだ遊んでいたくてうつむく)」
桃「Aちゃん、無理やり取らずに言葉で聞けたね。ありがとう!」「Bちゃん、遊び終わったら貸してくれるかな?」
B「……(まだ貸したくないから困った表情)」
桃「Bちゃん、まだ遊びたかったんだね。考えてくれてありがとう!」
(解決させようとするのではなく、子ども同士の思いを尊重する事、過程を大切にすることを意識していました。)
「ありがとう」が広がり、笑顔が広がる
このように「ありがとう」をたくさん伝えながら子どもに接していると、自然と子どもたちも「ありがとう」が口癖になっていきました。
些細なことでも「ありがとう!」と伝え合う子どもたちを見るたびに、「ありがとうの大切さを教えてくれてありがとう。」と感謝の気持ちでいっぱいになります。
1歳の男の子が友達の持っているおもちゃを貸して欲しくなり、「ありがとう!ありがとう!」と言いながら追いかけている姿もありました(笑)
あとがき
子どもは大人をよく見ていますね。
スポンジのように柔らかい子どもたちの吸収力にはいつも驚かされていました。
「ありがとう!」の他にも、
・〇〇でなくてはいけない、よりも「それもありだね!」と柔軟に。
・疲れた〜と言ってる人には「よく頑張ったんだね!お疲れ様!」
・相手が何か成功を果たした時「やったー!!」と一緒にガッツポーズして喜び合う。
これらのポジティブ癖を自分が発症させて、周りに伝染させていける人になりたいです。
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