[疑問]ちょっとってどのくらい?

”ちょっと”ってどのくらいなんでしょうか。 その時々で「どのくらい?」と聞けばいいのですが、普段何気なく使っている単語なのですが、ここまで何にでも使える言葉なかなかないかもと思います。 でもよく使うからこそ、”ちょっと”ってなんなのだろう…と感じています。 これは小さい頃から気になってる疑問なので、今回改めて書き残しておたいと思います。

”ちょっと”の長さは人それぞれ

転職したばかりなこともあって市役所へ手続きにいくことが多いこの頃。 市役所の総合案内所に行くと、やりたい手続きはどこの課でできるのかを教えてくれます。 その時、「ここの課に行って発券して、そこに座って”ちょっと”お待ちくださいね。」と言われます。 私はその”ちょっと”を過ごしながら、”ちょっと”ってどのくらいなんだろうとぐるぐる考えながら呼ばれるのを待ちます。 その時は自分が想定していたよりも長めの”ちょっと”があり、名前を呼ばれて手続き開始。 そして私の手続き内容を把握した担当職員がこう言って席を離れるのです。 「あー、”ちょっと”お待ちくださいね。」 再び”ちょっと”がやってきて、今回の”ちょっと”はどのくらいなんだろうなあと考え始めたその時に、「お待たせしました」と言って戻ってきました。 「ちょっとちょっと、”ちょっと”の長さってこんなに個人差あるの?」と心の中でツッコミ入れてしまう私なのでした。 こんなふうに、そうやら”ちょっと”の考え方には個人差があり、受け手と送り手の間にも捉え方の差があり、とても曖昧な言葉だとわかりますね。

『ちょっと』の使い方はそれぞれ

”ちょっと”とは、時間の大きさを示す言葉だけではないですよね。 少食家な人の食事など、物量を示す”ちょっと”。 ザ・たっちのようなツッコミとしての”ちょっと”。 熟年夫婦の奥さんがご主人を呼ぶ時の”ちょっと”。 「ちょっと今日、熱があってしんどいので休みたいんです」などと、説明の時にさらっと出てくるような意味を持たない”ちょっと”。 曖昧な表現だからこそ使い方が幅広いようです。

私の”ちょっと”類語表

使う人によって変わる”ちょっと”という言葉。 ”ちょっと”の類義語にあたる言葉も、同じように曖昧で使う人によって感じ方が変わるので面白いですよね。 同時に自分がどんな”ちょっと”を使っているのか気になったので、『ちょっと類語表』を作ってみました。 これは私の捉え方での意味と、私なりの使い方を例として載せています。 皆さんはどんな風に使っているか考えながら見てみてください。
ちょっと類語表
類語 私の捉え方 使い方例
ちょこっと ”ちょっと”よりやや少ないイメージ。 「夕飯前だけどちょこっとだけおやつ食べちゃおっと」
ちょろっと ”ちょっと”よりも”ちょこっと”よりも少ないイメージ。液体を指す時に用いる。 「ちょろっと醤油こぼれてるよ」
ちょーっと ”ちょっと”を強調したい時に用いる。 「ちょーっとだけ貸して欲しい」
ちょびっと "ちょっと”の最小単位。 「こんなちょびっとじゃお腹いっぱいにならない」
ちと ”ちょっと”っていうほどじゃない時に用いる。 「ちと大変だけど大したことじゃないよ」

まとめ

今日は”ちょっと”という言葉について深く考えてみました。 書き出してみると日本語の面白さに気がつきました。 他にも面白い言葉はないか、いろんな角度で探してみたいと思います。

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