人間を木に例えたら

人間を木に例えるなら、産まれたばかりの子どもは小さな種でしょう。 そこから興味のあることに夢中になったり、人との関わりを通して種の中で根っこが成長していきます。 土の上から見ていて、なかなか芽が出てこないな〜という時、この根っこを育てている時なのだと思います。 実際に種から木を育てるには時間と手間がかかります。 人間も、成長には時間が必要なのです。

根っこを成長させている「肥料」

この時何が根っこを成長させているか、それは人からもらった愛情、挑戦して失敗した経験、そういったことが木の根っこの肥料となっていきます。 まだこの時点では実がなっていないので、自分の持っているものを人に与えることはできません。 根っこの時は、土に栄養をくれる人や、水やりをしてくれる存在が必要なのです。

根っこが育たないままだと大きくなっていけない

この木の根っこが十分に育たないまま芽が出て茎が伸びていくとどうなるでしょうか。 ひょろひょろと細く弱い茎となり、木に成長する前に折れてしまうことでしょう。

基礎という名の木の根っこ

一つの夢や興味のあることが、一本の木の根を太く長く伸ばしていきます。 その一本の根っこが大きく深いところまで成長した後で、その根っこから『新たな根っこ=新しい夢や興味』が伸びていきます。 そして土の中で時間をかけながら、広く深く根を張っていくのです。 この時に周りの大人が、「あれも興味を持って欲しい」「これをできる人になっていってほしい」と言ってしまうと、この一本の根っこの成長を妨げてしまいます。 大きな太い木になるためには時間がかかるのです。 この木の根が大きければ大きいほど、高く大きな木となり、たくさんの実を実らせることでしょう。 大きな木の下で、心地よくお昼寝する人や雨宿りする人もいるでしょう。 そこでやっと、周りの人に与えられるようになっていくのですね。

まとめ

人間を木に例えたら、根っこの部分を育てるためにたくさんの栄養と時間が必要だという話でした。 大人になって夢を追い始めた時にも、この基礎という名の木の根っこをどれだけ太く強く育てられるかでそのあとの伸びが変わっていくことでしょう。 芽が出ないことを焦らずに、肥料を与えた後は育つことを信じて待つことも大事なのですね。

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